30年続いた制度の廃止。チームで挑戦する価値提供へ

株式会社エイチ・アイ・エス 本社人事本部で採用と人材開発をされている日向様。

「幸せでい続ける経営」研究会に参加される前に感じていた課題や、ご自身での意識の変化。企業として行われている取り組みなどをお伺いしてきました。

30年以上も続いていた制度を止めたことで、働いてる一人一人が自信と納得の中、お客様への価値提供に挑戦しているとお話をしてくださった日向さんのインタビュー、是非ご覧ください。

ーー 「幸せでい続ける経営」研究会に参加前の課題

人事として、様々な制度改定にチャレンジをしてきて、四年前ぐらいから色々な改革を進めてきました。しかし蓋を開けてみると改定はしたものの、社員の意識調査や社員アンケートからは、社員が会社で働いていることに幸せを感じられているかというと、なかなか実感できていない。

制度で色々なことを運用しても本当に社員は幸せになれるのかというところには大きな課題と疑問が浮かび上がったというのが大きいところかなと思います。

ーー 参加したことによる変化

ただ単に何か施策を運用すればどうなるということだけではなくて、やっぱり一人一人の社員の個人の幸せっていうところにどう目を向けていけるのか。それを全社・全体として「どう提供できるか」と考えられるようになってきたのかなと個人的には思います。

もう少し自分らしく「これまで自分が人生の中で大切にしてきたことを活動してもいいよ」というような取り組みをやろうということで、副業制度を導入しました。

その結果、写真を撮ることが趣味だった方。特に写真と旅ってすごく影響があるものなので、堂々と自分の個展を開いていると言える環境が出来上がったんですね。

それを見ている他の一般の社員の皆さんも「こういう風に生きていっていいんだ」という、ある意味ではすごい自信になってくれたんじゃないかなと思います。

ーー 「幸せでい続ける経営」研究会の良さ

働くことと幸せになるということが、決して離れてることではなくて、同時に実現していくことという認知が自分の中でも上がっています。

この会に出ていくこと自体が、私にとっても幸せになっていける時間の一つですし、それを周りの人にも「幸せになるために行っています」ということを自信を持って言えることで、周りの方も働くということと、幸せになるという事は同じ軸で考えていいんだという認知は広がってきているんじゃないかなとすごく実感しています。

ーー 自社での幸せ経営の取り組み

弊社では、これまで個人のインセンティブに比重が置かれていました。これは、すごく人を不幸せにすると、社員の全員もなんとなく心の中で感じている部分があったと思います。

しかし30年以上その制度を導入していたので、なかなかやめる事が出来ませんでした。

それを昨年いよいよ止めることができて、個人ではなくチームでのインセンティブに変えていこうという動きになっています。これによってチームとして考えるという意識が芽生え始めてきていて、それはすごく大きな効果になっています。

働いてる一人一人が本当に自信と納得の中で、お客様に素晴らしい旅を提供しようという気持ちになりつつあるということは、いま非常に素晴らしい活動に繋がっているんじゃないかなと思います。

ーー 今後の抱負や目標

いま世の中では AI やIT化が進んでいく中で、旅行会社の存在意義というのは、今すごく問われています。

一人一人のお客様にご来店していただいたり、旅行会社で予約をしていただくことの価値を感じていただくか。すごく重要なポイントになってきて、そういった意味では一人一人がそのお客様一人一人に対して、どうしたらそのお客様に喜んでいただけるのか。幸せになっていただけるのか。ワクワクしてもらえるのか。

そういったことをしっかりと考えて、そこに時間を費やしながら、サービスを提供することを大事にしていけたらいいなというのが、いま私たちが社員の皆さんと一緒に挑戦していることになります。

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